よいしょよいしょと運んできたのは?

先日のこと。

プールの準備をしていると、何やら運んでくるお二人。

目に飛び込んできた光景。

インパクトが凄すぎて大笑いの大人とあっけにとられる子どもたち。

「何持ってきたの―!?」と尋ねてみると、

「森から拾ってきたんだー」とニコニコ得意顔。

朝からワクワクが止まりませんね。

 

それにしてもすごいもの拾ってきたなぁ。

写真にはないけれど、この後もう一本持ってきました。

森の中には、一見ゴミだけど子どもたちにとっては宝物になるものが落ちているから面白い。

 

このままだと長いのでノコギリで短く切り出し、汚れを軽く落とすことにしました。

洗うのだって楽しい。

いい表情で洗ってくれていましたよ。

 

そして洗い終えると早速、遊びに使ってみたくなります。

木材や長椅子を運んできて、まずは水を流すコースを作ってみました。

そこからカプセルを流してみることに。

水の力でスルスル滑っていくカプセルの様子が面白いようで何回だって繰り返して遊びます。

 

こちらは水に浮かせたり、沈ませたりして遊んでみていました。

中に溜まった水を傾けて流してみたりも。

先ほどのように固定ではなく、自分で傾けて水が流れることに面白さを感じる。

こういう姿も一人ひとり違った感じ方があるから面白いし発見が生まれる。

 

今度はちょっと複雑なコースもつくってみました。

(子どもの意見を聞きながら少しだけ大人も力を貸しました。)

L字になっているところをうまくカプセルが流れてくれるか覗き込んでみています。

うまく流れなければ水の流し方やパイプの向きを調整して試行錯誤の繰り返し。

この遊びの醍醐味は「試してみる」ということ。

 

手前に並べたカプセルはタマゴで、ここはタマゴ工場なんだそう。

遊びながらイメージが膨らんでいき、ごっこ遊びにも発展していきました。

 

森から拾ってきた塩ビパイプ。

この日いくつのワクワクを届けてくれたことでしょう。

試したり、面白がったり、不思議がったり。

遊びに欠かせない要素が盛りだくさん。

物は使い方次第。

遊び方も考え方次第。

柔軟に、豊かに、遊びは育まれていきます。